学校教育現場においては、SDGs教育に取り組んでいる学校とそうでない学校との格差がみられる。SDGsを学校で教育する意義や効果などをより多くの教職員に発信し、既存の成功事例とそのノウハウを共有するプラットフォームなどの仕組み作りが必要である。ユネスコスクールの枠組みを超えてSDGs教育を推進するためにも、文科省が主導して事例共有のためのプラットフォームを作るべきである。
現在、文科省ホームページに「教育現場におけるSDGsの達成に資する取組 好事例集」が掲載されているが、取り上げられている事例数も少なく、改善の余地がある。トップダウンの仕組みづくりとボトムアップの実践共有が併せて行われることで、学校教育現場にSDGs教育を普及させることが期待できる
関連レポート
![持続可能な社会の創り手を育むために ―学校におけるSDGs教育についての考察―](https://ippjapan.org/ipp2020/wp-content/uploads/2021/06/p_ipp_policy-report_07.jpg)
ippjapan.org
![持続可能な開発目標(SDGs)と教育のアプローチ ―人間の安全保障の視点から―](https://ippjapan.org/ipp/wp-content/uploads/2019/11/img_opinion135.jpg)