学生エリート養成のための人材育成基本法の法制化

学生エリート層には、将来、各自の進路でリーダーシップを発揮することが期待される。社会が知識社会化しグローバル化していること、大学が大衆化したことで、各国は優秀な学生の資質を伸ばすことに多くの関心を払っている。

そこで、「人材育成基本法」を検討してはどうか。今日の人材育成・教育課題を視野に入れて、以下の構成とすることが考えられる。①大学教育・研究の推進:予算面、組織面、②技術・技能教育の推進:学校教育、職業人の教育、③職業人の意識改革:エリート(オナーズ)/リーダー養成、④科学技術教養:概略的知識、情報の裏読みスキル等のメタスキル。

人材育成基本法のもとで、オナーズ/リーダー養成プログラム(一定の成績を収めた学生のみが履修できるプログラム)の組織的な開発と運用を推進するようにし、大学に働きかけるオナーズ推進組織を設置する。それにより、各大学が持続的に学生エリート養成プログラムを実施できるようにすべきである。