子育て中の親の孤立感を緩和するために、子育てによる社会的報酬を感じられる取り組みを支援する

孤立育児に苛まれる母親の多くは、家族からほめてもらう機会すらほとんどない。これでは子育てへの動機づけや、子育てをしている自分自身に価値を見出すことは困難である。こうした体験が得られないと、子供をもう一人産みたいという気持ちも沸き立ちにくい。他者から認められる、褒められる、必要とされるときに強く感じる社会的報酬は、金銭的報酬とまったく同じ脳部位を活性化させることがわかっている。子育てに奮闘する親が、日常的にほめられ承認されたと感じられる機会をつくることが必要であり、親としての自己効力感を高める商品の開発や実装も重要である。