PITA(参加、包摂性、透明性、説明責任)を中心に据えたODA政策を推進する

日本はODAを通じて、自由・民主主義・人権・法の支配といった普遍的価値の普及をはかるべきである。ODAのあらゆる局面に普遍的価値を含めることで、それを草の根レベルで支援対象国に広めることができる。草の根レベルで現在行っていることを続けつつ、そこに民主主義的な価値観があることを強調することが大切である。人権や民主主義を露骨に掲げると反発する国々もあるので、その間接的な表現であるPITA(参加、包摂性、透明性、説明責任)を中心に据えるのが良い。PITAをODAの様々なプロジェクトを通じて強調していくことで、被援助国の国民に民主主義の大切さを浸透させていくことができる。