「人間の安全保障」を据えた価値観外交を展開する

冷戦時代とは異なり、たとえ政権が交代し連立政権ができたとしても、外交における日本の立ち位置はそれほど変わらない。日本も超党派外交のスタンスを定める必要があり、その基礎に価値観外交を据える必要がある。

自由・民主主義・法の支配などの普遍的価値に追加して、日本独自の価値を追加することが望ましい。「共生」とともに、「人間の安全保障」は日本型価値観外交のキーワードとなる。

「人間の安全保障」を軸に、自由・民主主義などの「価値の外交」を展開し、米国をはじめ価値観を共有する国々との効果的な協力体制を構築していく必要がある。