対北朝鮮政策の基本を日米韓で共有する

対北朝鮮政策の基本を日米韓で共有する。日米韓が北朝鮮と国交正常化する前提として、①北朝鮮による完全かつ検証可能で非可逆的な非核化、②国際社会が長い間禁止してきた技術分野や大量破壊兵器の問題解決への着手、③日韓などに到達可能な弾道ミサイルの排除を前提とする。

ただし、こうした措置が米国による対北攻撃の前触れ、北朝鮮に武装解除させる手段ではないことを保証する必要がある。そのためには、日米韓が連携し、北朝鮮との信頼醸成の措置を講ずる必要がある。対北朝鮮外交が成功するか、あるいは短期的にどれだけ進展できるかは定かではないが、試さなければ成功の可能性はゼロである。朝鮮半島と東アジアの安全と安定に向け、日米韓は強力なパートナーシップを築き、対北朝鮮外交を展開する必要がある。