データセンターや海底ケーブル陸揚局の安全性を担保する

近年の軍事的作戦領域は、従来の陸海空に加えて、宇宙やサイバースペースがある。サイバースペースは人工的な領域で、通信端末とそれらをつなぐ有線・無線の通信回線、サーバーなどが集積されたデータセンターなどで構成される。

日本は、国際通信の99%を海底ケーブルに依存しているが、データセンターや海底ケーブル陸揚局は局所的に集まっており、その場所は公開情報だけで特定できることが少なくない。海洋ケーブルは沖合ではそのまま海底に置いてあり、陸地に近いところでも砂浜に埋められているだけである。テロ攻撃等も想定して、それらの安全性を担保する必要がある。